背伸びっていいものです。
特に私のようにパソコンに向かって仕事をしているような人には。
これ、どういうことかといえば、背中を丸めてじっとしているような人には背伸びは血流をよくするとってもいい方法だということです。
でも背伸びが誰にでもどんなときでも有効かといえばそんなことはありません。
健康に良いと信じて、もし一日中背伸びをし続けたらどうなるか…もちろんあちこち痛めることになるでしょう。
なんでもそうですが、良いといわれていることはそもそも誰にとって(どんなときに)有効なのか。
そしてその正しいやり方、使い方はどんなふうにするか。
この点をしっかり考えないと、無意味、いや逆効果になってしまうこともあるというわけです。
背伸びをずっとしていて体が痛くなったら、体を縮めることが有効だと思います。
要するに、余りよろしくないと思われるような縮こまることも、時には大事なことというわけです。
なんにでも有効な特効薬はなければ、なんにでも悪い影響を与える毒もありません。
心と体の健康を保つためには、同じことを苦痛にかんじてまでもやり続けることはやめましょう。
凹む日があるのはあたりまえ。
いつもポジティブには行きません。
疲れるのはあたりまえ。
ずっと走り続けることはできません。
歯を食いしばって血がにじむような努力はやめてください。
賢く幸せに生きるために、がんばるところがんばらないところを意識してみましょう。
力の加減、上手な手抜きは健康に生きるうえで重要なことです。