「俺を信じてくれ」
という人は、あまり信用できません。
「俺がそんなことするはずないだろ?」
とかね。
「俺を疑っているのか?」などと聞いてくる場合も多いです。
いずれにしてもあまり信用できません。
私たちはあまり誰かに「私を疑っている?」「私を信じて」なんていう場面に出会いません。
そもそもそこには不安、不信が存在しているということになります。
その場合、そんな相手になかなか直接ぶつけることはしないしできないものです。
これをあえて直接ぶつけてくるということはどういうことでしょう?
「俺を疑っているのか?」
これは親しい間柄(親しくなりたい間柄)だから有効に働く脅し文句です。
もしこれが人間関係の薄い二人なら、疑うことはむしろ当然の場合もあるわけです。
この場合は「俺を疑っているのか?恋人の俺を疑うなんて酷いことをお前はしないだろ?するのか?するはずないよな??」
というように、相手を非難している言葉です。
悲しそうに言おうが、怒って言おうが、結果は相手を非難しています。
そして「疑っていないよ」という相手の言葉を待っているのです。
ということは、これ以上責められないように予防線を張っているというところでしょう。
それでも引かないで責め続けると「俺を信じてくれ」と哀願が始まります。
さらに、「俺がそんなことするはずないだろう?」と一生懸命言えば言うほど、実際は怪しいさ倍増というところです。
明日のテレビ番組では、いろいろなアドバイザーが自分の経験を踏まえて話をしています。
そのなかで、だまされてしまった経験を話してくださった方がいらっしゃいました。
だますほうとだまされるほうでは、だますほうが有利に決まっています。
だからだまされることは致し方ないことが多いのです。
しかしもっとたちが悪いのは、だまされているかもしれない…と思ったときのだます人の態度です。
そのほとんどは相手を非難するのです。
「信じてくれないなんてひどい!!」ってね。
どんな出会いでも残念ながら絶対にだまされない方法はありません。
「おかしいな?」と思ったら、少し距離を置いて冷静に今までのことを振り返ってみてください。
信用させようという過度の演出を感じませんか??