「好き」というストレス

Photo of a Woman Crouching while Her Hands are on Her Head

 会話ができない…という人で、本当に誰とも何も話せない…という方は、実際は余りいないのではないでしょうか。

 たいていは、日常生活に困らないくらいで話をしていることがほとんど。

 中には、特定の人とであれば、楽しい会話の時間を持てる人もいるはずです。

 なのに、会話ができない…と思っているのです。

 話を聞くと「好きな人と会話ができない」ということらしいのです。

 「好き」という感情が、上手に行動できなくさせてしまう。

 「好き」だから、好かれたい。

 少なくとも嫌われたくない。

 どうすれば少しでもよく見せることができるのか。

 どうすれば彼がもっと話したいと思うのか。

 いつのタイミングで声をかけ、どんな話をすればいいのか。

 そうこう考えているうちに。

 そんなにおもしろい話しができないとか、ためになる話などないとか。

 そもそも私なんかと話をしたくないんじゃないかとか。

 考えているうちに「会話ができない…」と思い込むこともあるんです。

 「好き」という感情がストレスになって、行動をとめてしまう。

 会話で大事なのは、その内容ではありません。

 会議や議論ではありません。

 ためになる話や、びっくりするような話は必要ありません。

 芸人やタレントではありません。

 そんなにおもしろい話をして楽しませなくてはいけないと自分にプレッシャーをかける必要などありません。

 好きな人との会話は楽しいはずですよ。

 単純に喜んでください。

 それだけで表情は柔らかく、その表情を見る彼の表情も柔らかくなるはずです。

 「好き」というストレスに負けない、「話せてラッキー♪」というお気楽さを身につけたら、会話はとても楽しい時間に変わります。

タイトルとURLをコピーしました