人と関わるというのは、その人と闘うということではありません。
たとえ意見が違っても、そこに勝ち負けをつける必要はありません。
言うことをきかせたら勝ちとか、言うことをきくことになったら負けとか、そんな子どもじみたイメージは自分を苦しめるだけです。
そもそも意見が違うのがあたりまえ。
まずはそこからスタートです。
意見が違うことに焦ったり、何とかしようとすることなどありません。
ただなぜ相手がそういう意見を持ったのかを聞くことは、その人を知る手がかりになります。
そしてあなたが自分の考えをもう一度見つめなおす機会になったり、違う意見を取り入れて成長する機会になったりもします。
そして相手にも同じように大きな影響を与えます。
他人が違う意見を気軽に言ってくれる状態にすることができる人はとても優れた人です。
ただし、言いたい放題言われっぱなしということではないので間違えないでくださいね。
あなたに対して言いたいことが言えないと思わせるより、言いたいことを言えると思ってもらったほうがいいということです。
そしてあなたも言いたいことを言える人であって欲しいです。
お互いに自分らしくいられるなら、それが一番いい関係です。
ポイントは聞き方、伝え方。
勝敗にこだわらなくなったとき、関わりは成長へとつながります。
そしてこのかかわりこそが経験で、コミュニケーションの練習です。
自分の考えを押し殺してまで相手に合わせる必要はありません。
でも自分の考えをごり押しして、言うことを聞かそうとする必要もないんです。
ストレスやマイナスな面が増えて自分がつらい思いをするなんてもったいない。
今もそして未来も考え、関われるようになると生きていくことが楽になりますよ。