大事な儀式

Woman Punching the Hand of Man Wearing Training Gloves

 「けんかする=不幸」なんかじゃありません。

 大人になればなるほど、本当に仲の悪い人とは係わり合いになりたくないと思うもの。

 いろいろ気を使いながら相手に接していることは珍しいことではありません。

 だから仲の悪い人とは表立ったけんかなんかしません。

 そんな面倒なことはしないんです。

 けんかはとても親密なコミュニケーション。

 自分の心の中をぶちまけ合うわけですから、理解しあう最大のチャンスです。

 でもなぜかけんかを避けようとする人は多いもの。

 あたりかまわずけんかする必要はありません。

 だけど大好きな人とは、大好きだからこそけんかしてほしいです。

 はげしくなぐりあうようなけんかを想像しないでくださいね。

 とりあえず、徐々に徐々に仲良くなりながら、いろいろ考えずにぽんぽん言い合える関係を目指していきましょう。

 お互いに言いたいことを言い合えば、とっても楽しい時間になります。

 でも時にはけんかになる場合もあるんです。

 それでいいんですよ(^^

 このけんかには忘れてはならないルールがあります。

 あなたが悪くないときは決してあやまらない。

 どんなに相手が不機嫌でも、あなたに非が無いのに謝ったら相手は「やっぱり自分が正しいのだ!」と思ってしまいますからね。

 そしてどんなに雰囲気が悪くてもそこを辛抱することで、相手から謝ってくる可能性を残します。

 謝ってきたら「やっぱりあなたが悪いのよ!」みたいな念押しをすることなく、すぐに仲直りすること。

 「こっちもちょっといいすぎちゃった。ごめんね」って。

 どちらも謝ることなく、けんかのままになって時間だけが流れる場合もあるかもしれません。

 何も無かったかのように相手が普通に接してきたら、こっちもそれ以上つっこまずにそのまま流されてみてください。

 相手はきっとほっとしていますよ。

 その気持を察してあげてください。

 けんかすることは勇気がいること。

 けんかしたら結婚できない…なんていう妄想におびえないでね。

 けんかしないで結婚したら、一生けんかが怖くて言いたいことが言えないか、結婚したとたん爆発するようにけんかするようになって相手から「結婚詐欺」と呼ばれるか(笑

 付き合っているころに些細なことでもどんどんけんかして、そのたびに仲直りできるカップルなら本物。

 永遠のパートナーとしてお互いにストレスが少なく楽しんで生きることができるでしょう。

 「けんか=幸せ」

 お互いを理解して、絆を強くするための大事なコミュニケーション。

 結婚する前に必ず済ませておきたい儀式です!!

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