同じ出来事でも立場によってまるで違うとらえ方になります。
たとえば…《私》《彼》《後輩女性》
《私》
彼に何かとちょっかいを出す後輩女性に対し腹が立つ。
そしてそんな後輩女性とうれしそうに話をする彼にも腹が立つ。
二人が一緒にいるところを見たり、メールしたりしているのを見ると、不安な気持ちになる。
《彼》
自分になついている後輩の存在はうれしい。
自分には彼女がいることは言ってあるので、別にそれ以上の関係になる気もない。
今後の仕事のことを考えても、先輩後輩として仲良くしておきたい。
《後輩女性》
やさしい先輩が最近気になる。
彼女がいるって聞いたけど、結婚しているわけでもないのだから特別気にならない。
好きな気持ちは止められないし、先輩も私のことを気にかけてくれてるみたい。
もしかしたら先輩が未来の恋人かな?って気がする今日この頃(^^
今この話の中で、イライラしているのは《私》だけです。
これが時を経過し、さらにお互いの思いが如実に表れ始めると《彼》も《後輩女性》もイライラしてくるかもしれません。
でも今は《私》だけです。
ひとりでイライラしているなんてもったいないですよ!
今ここで私が文章で書いたように、周りの人の立場に立って物事を見てみましょう。
もちろんその人の性格、性質などもありますから、完璧に気持ちを考えることはできません。
でも人はうれしいことがあれば喜び、いやなことがあれば悲しみます。
好かれたらうれしいし、嫌われたら悲しいです。
そんなに大きなずれはないものです。
私が彼だったら…、私が後輩女性だったら…、こう考えてみることで少しわかりやすくなるのです。
このとき道徳的なこと、正義をベースにして考えてはいけません。
あくまでも感情ベースで考えてみることです。
人が不安になるのは、わからないこと、予測がつかないこと。
このように別な人の立場にたって考えることができる人は、不必要なイライラや過剰な不安を避けることができます。
もう、一人でイライラすることはなくなりますよ!