やせたら…

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 「○○ってやせたらすごいかわいいと思う」

 こんなふうに言われたことないですか?

 実際は多くの人がこんな言葉で傷つけられています。

 もちろん言った人は傷つけるつもりなんてありません。

 どちらかといえば褒めているつもりなのです。

 やせたら…これ、今現在と違うようになったらという仮定法ですよね。

 男だったら、20歳だったら、モデルだったら、宇宙人だったら…ってなんでもありです(笑

 「○○って宇宙人だったらすごくかわいいと思う」

 こんなことを言われたら、「はい、はい、ありがと」と流せますよね。

 決して、「私はどうせ宇宙人じゃないから今はかわいくないってことよね」なんて思わないでしょう。

 ましてや地球人であることを非難されたなんて思わないですよね。

 でも「やせたら」という言葉にはつい過剰に反応してしまいます。

 そして、「やせていない今はかわいくないってことだよね」などと考えたり、太っていると指摘された気がして悲しくなったりするんです。

 そもそも「○○ってやせたらすごいかわいいと思う」といった人は、そんなに深く考えて話しているわけではないのです。

 何かのついでにひらめいた言葉を口に出しただけです。

 なにか根拠があるわけでもないでしょうし、その言葉に責任をとるつもりもありません。

 やせる、太るといった、自分が気になる言葉が入ったとたん、冷静な判断ができなくなってしまうもの。

 そこに間違った思い込みがないか、分析してみましょう。

 「あー、私が気にしているだけなのね」

 そんなふうに客観的になれると、間違った思い込みは取り外しやすくなりますよ!

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