そのイライラ、もったいなくないですか?

three people sitting in front of table laughing together

 同じ出来事でも立場によってまるで違うとらえ方になります。

 たとえば…《私》《彼》《後輩女性》

 《私》
 彼に何かとちょっかいを出す後輩女性に対し腹が立つ。
 そしてそんな後輩女性とうれしそうに話をする彼にも腹が立つ。
 二人が一緒にいるところを見たり、メールしたりしているのを見ると、不安な気持ちになる。

 《彼》
 自分になついている後輩の存在はうれしい。
 自分には彼女がいることは言ってあるので、別にそれ以上の関係になる気もない。
 今後の仕事のことを考えても、先輩後輩として仲良くしておきたい。

 《後輩女性》
 やさしい先輩が最近気になる。
 彼女がいるって聞いたけど、結婚しているわけでもないのだから特別気にならない。
 好きな気持ちは止められないし、先輩も私のことを気にかけてくれてるみたい。
 もしかしたら先輩が未来の恋人かな?って気がする今日この頃(^^

 今この話の中で、イライラしているのは《私》だけです。

 これが時を経過し、さらにお互いの思いが如実に表れ始めると《彼》も《後輩女性》もイライラしてくるかもしれません。

 でも今は《私》だけです。

 ひとりでイライラしているなんてもったいないですよ!

 今ここで私が文章で書いたように、周りの人の立場に立って物事を見てみましょう。

 もちろんその人の性格、性質などもありますから、完璧に気持ちを考えることはできません。

 でも人はうれしいことがあれば喜び、いやなことがあれば悲しみます。

 好かれたらうれしいし、嫌われたら悲しいです。

 そんなに大きなずれはないものです。

 私が彼だったら…、私が後輩女性だったら…、こう考えてみることで少しわかりやすくなるのです。

 このとき道徳的なこと、正義をベースにして考えてはいけません。

 あくまでも感情ベースで考えてみることです。

 人が不安になるのは、わからないこと、予測がつかないこと。

 このように別な人の立場にたって考えることができる人は、不必要なイライラや過剰な不安を避けることができます。

 もう、一人でイライラすることはなくなりますよ!

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