自分を好きにならないと恋愛はうまく行かない…こういう言葉を良く聞きます。
確かに、好きになれたら楽ですよね。
でも好きになれないから困っている。
なのに自分を好きになれないと恋愛がうまく行かないと決まっているのだとしたらどうしたらいいのかますます不安になる。
嫌いなものを好きになることほど難しいことはありません。
嫌いと好きは反対なのですから、そう思えって言われても思えるはずがないんです。
だから嫌いなものをダイレクトに見つめ好きになろうと努力することなど意味がありません。
ますます嫌いを強めることになりかねませんよ。
自分を好きか嫌いか…この二者択一なところが問題なのです。
自分という一つの物体として考えるのではなく、いろいろな側面、要素が合わさって自分になっているということを意識できればいいんです。
ただそれだけで、いろいろな側面や要素の中で、嫌いとまではかないところを見つけやすくなります。
そんなに悪くないかな。まあまあいいな。…で十分です。
「そんなに悪くないところ、まあまあいいところがある私」になるのはいきなり自分を好きになるよりずっと簡単です。
そしていろいろな側面や要素で1人の人が出来上がっていることを知ることで、ほかの人にも同じことが言えると気づきます。
悪いところだけの人も、良いところだけの人もいないと実感できます。
好きになった人のあまり良くないところはしっかり見えていますか?
そしてそんなところがあってもやっぱり好きと思えますか?
好きと思えない人の良いところを一つでもいいので見つけてみませんか?
イメージだけで嫌いになってはいませんか?
自分をまるごと好きになれなくても恋愛はスタートできますし、うまく行きます。
そして幸せだなぁと思える時間が増えてくると、いつの間にか、自分をまるごと受け入れることができて、なんだか好きになっていたりします(^^